東京オリンピックまで56日。相次ぐIOC幹部の国民感情を逆撫でするような発言には「本当はオリンピックをやりたくないんじゃないの?」「これを機にオリンピック開催に立候補する国は無くなるのでは?」とさえ思ってしまいます。
平和の祭典、アマチュア精神、スポーツマンシップの象徴だったはずのオリンピックは、いつしか商業オリンピック、それに伴うプロ化、政治利用の場に変わってきました。莫大な金が動き、利権と政治が渦巻く大運動会になってしまったように思います。
今回の東京オリンピックは、タイミング悪く新型コロナパンデミックにより、1年延期されましたが、「復興オリンピック」がいつの間にか「コロナに打ち勝った証としてのオリンピック」に変わり、そして今は「パンデミック下における安心安全のオリンピック」へと変貌してしまいました。
IOCの偉いさんが「開催の可否を決めるのはIOC、中止と言う選択肢はない。」「菅総理が中止と言ったとしてもそれは個人の見解。」「アルマゲドンでも起きない限りオリンピックは開催する」と言うのですから決行されるのでしょう。それにしても一スポーツ団体が日本国家を上から目線で見ていると言う事。菅総理もなめられたものです。
一日本国民が何を言っても無駄ですから、ただただ傍観します。
来日したIOC幹部は、石を投げられるかもしれませんが、アスリートが悪者扱いされ、海外からのアスリートたちが「招かざる客」にならないことを願うばかりです。
そして、「そら見ろ、感染拡大なんてしなかったじゃないか。」となることを祈ります。
万が一、東京オリンピックが新たなパンデミックに繋がったとしてもIOCも日本政府も誰も責任を取らないのは目に見えていますから。
多くの国民に歓迎されないオリンピックまであと56日です。