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大関照ノ富士に思う

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今日は大相撲令和3年5月場所の千秋楽です。14日目の大関照ノ富士の敗戦で優勝争いは千秋楽に持ち越されました。照ノ富士の圧勝かと思われた優勝争いでしたが、人気者の大関貴景勝、相撲巧者遠藤にも優勝の目が出てきました。

 

横綱白鳳不在の場所は、誰が見ても照ノ富士の実力が抜きんでていますが、2つの黒星はいずれも物言いが付いた行事差し違えの微妙な物、しかも審判長は照ノ富士の師匠伊勢ケ濱親方。

妙義龍戦の髷をつかんだとする反則負けは、勝負はすでについていた時点だし、ビデオで見ると髷を掴んでいるようにも見えるが、猫パンチ、グーの状態でとっさに頭を押さえただけのようにも見える。

 

遠藤戦は遠藤の下手投げを照ノ富士が小手に巻いて掛け投げで返すという投げの打ち合いで確かに照ノ富士の肘が先についているが、遠藤の足は空中に浮いて体は裏返り死に体になっている。照ノ富士は先に土俵につくまいと投げを打ちながら肘を引いているのが見てとれる。

 

相撲では足の裏以外が土俵に着く、土俵の外に出るのが勝負の分かれ目になるが、それ以外に生き体、死に体、かばい手、つき手、相撲の勢い、どちらが攻めていたかなどが判定の分かれ目になる。それらを加味しても「取り直し」でいい微妙な2番だった。

 

審判長が師匠ということで、照ノ富士に有利と思われる判定を下せば、批判も出るだろう。

 

黒星となった照ノ富士と行事には気の毒にも思うが、親方の照ノ富士に対する「もっと強くなれ!誰が見ても勝ちと言える相撲をとって横綱になれ!」という思いなのだと思う。

 

それを糧に千秋楽の土俵に上がってくれるのではないでしょうか。

 

余談ですが、ボディビルでも勝ち負けに人間の視覚が大きくものを言いますし、トレンドと言うものもあります。審査員の好みも多少は入るかもしれません。負けて悔しい思いをしない為には「誰が見ても勝ち」という体を作る以外にないのです。


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