【台湾での食生活】③
慣れれば美味い!!そして安い!!レギュラー缶25元、ロング缶30元。台湾啤酒、台湾で造っているビールはこれだけ。日本で言う所謂専売公社のような所が独占的に製造しているらしい。ちなみに酒精度4.5%。
ついでにジュースについて。台湾では、アスパラガスジュースや何やら瓜のようなもののジュース、そして「何とか茶」とか言って、ジュースかお茶か識別困難なものが沢山。特徴としては、相対的にこちらのジュース類は甘い。果汁100%党の私にとっては、それを見つけるのに苦労した。
よく見かけるジュースはせいぜい果汁30%くらいまででとにかく甘いのだ。
日本でも台湾でもあるもの・・・。ありました!!コカコーラ(可口可樂)とポカリスエット。
キウイジュース、グアバジュースは美味かった!!
(1992.8.29)
≪弁当≫
台湾の所謂B級グルメについては先にレポートしたが、ここでは弁当(便當)について書こうと思う。そう台湾では、弁当を「便當」と書く。陳さんに言わせれば、「弁は弁護士の弁で弁当に使うのはおかしい」とのことだが、私にしてみれば便所を連想させる便を使うほうが抵抗があるのですがいかがなものでしょうか。
さて、それはさておき台湾では先に述べた「自助餐」などでも持ち帰ると言えば、発泡スチロールの箱に詰めてくれるし、その手の店では大抵「便當」と看板に書いてある。
しかし、一般的に「便當」と言えば、軽トラを利用した屋台で売っているものだろう。私の勤務している会社の近所にもたくさん出店している。
種類は大きく分けて、腓骨(腓骨飯パイグファン)、雞腳(雞腳飯ジートゥエファン)、魚の3種類あり、日本のほっかほか弁当のようにバラエティ豊かではない。価格は約50元だが、屋台間の競争が激しいため、ジュース(何とか瓜茶)やヤクルトのような飲み物を付けたりしている。
腓骨とは、豚のあばら付き肉であり、雞腳とは、文字通り鶏の脚である。それらがご飯の上に骨付きで乗っており、その他に何やら野菜の油炒め風のものや、しなちく風のもの、たけのこ風の炒め物が2~3点やはりご飯の上に乗っている。それらはほとんど例外なく油っこい。いや、油漬けと言った方がいいかもしれない。
ご飯はお世辞にも美味いとは言えないし、おかずの油が浸み込んで、文字通り油飯と言った感じなのである。
日本のほか弁は、緑あり、黄色いたくわんあり、赤いスパゲッティありで、カラフルで美味しそうだが、こちらの便當は、白黒のイメージで日本の弁当に慣れきった人が見ると抵抗を感じるに違いないだろう。まあ、価格が50元(250円)前後と安いことを考えればそう不思議なことではないし、見た目はほか弁のように華やかではないが慣れれば結構美味しいのである。
(1992.9.13)
≪外食の予算≫
台湾生活も4週間を経過して、台湾での食生活を経済的な面から考えてみた。
まず、ビジネスホテルで3食を食べると、朝食が100~120元(500円~600円)。昼、夜は、150~200元(約1000円)だ。
マクドナルド(麥當勞)、ロッテリア(儂特利)、ケンタッキーフライドチキン(肯德基)などのファーストフードは日本とほぼ同じだ。
自助餐、屋台などであれば100元(500円)前後でOKだ。
ホテルやちゃんとしたレストランで食べると、日本と変わらない。いや、それ以上高い。ビールはと言えば、店で買う価格を基準に考えれば、ビジネスホテルで2倍、観光ホテルで3倍と言ったところか。