私は咽頭、気管がんでしたから、入院中には今話題になっている「パルスオキシメーター」を事あるごとに付けていました。
パルスオキシメーターの値は「血中に酸素が十分に行きわたっているかどうか」の判断基準になるのですが、私の経験からすると、危険域とされる「90」を割ったのは、入院中に7回経験した気管が詰まって全く息が出来ない状態になった時でした。
私の場合、そうなる前に「これは何かおかしいぞ。」と感じました。人間、息が出来なくなると脳に酸素が行かなくなって死んでしまいます。恐怖を感じます。
肺炎の場合は、肺自体が酸素を取り込む機能が急激に衰えるのですから事情が違います。ただ数値が下がってからはなく、「これは何かおかしいぞ。」と感じた時に救急車を呼ぶのがよいと思います。
大事に至らなければ幸い、大事に至り死んでしまったら取り返しがつきません。
(※定期的な計測だけでなく診察の都度、リハビリの時にも計測していました。)