4日間の入院治療を終えてエアコンで快適に守られた院内から灼熱の外界で帰ってきました。「I am back!!」早速、今朝から公園筋トレ再開です!! まずサイバーナイフという治療ですが、ナイフと言う名前からか外科手術と勘違いされている方も少なからずいるようなので簡単に説明します。 サイバーナイフとは、放射線治療の一種で産業用ロボットアームの先端に放射線ビーム照射のガンを取り付けた機械で、体の位置がずれないように患者ごとに作られた型で体を固定し、体内のターゲット(がん)に向けて多方向からピンポイントで放射線照射を行なう治療です。私の場合、肺転移巣への照射なのですが、肺は呼吸によって膨らんだり縮んだりするためターゲットの腫瘍の位置が呼吸のたびに大きく移動します。サイバーナイフでは事前に患者の呼吸による腫瘍の動きをCTで確認し綿密なコンピューターによる治療計画をたて、呼吸に合わせてガンヘッドで腫瘍の位置を追跡、補正移動してピンポイント照射を可能にします。 比較的小さな腫瘍では、あらかじめ鼠径部からカテーテルで肺の腫瘍近くに金属マーカーを留置してそれを目安に照射を行ないます。 ひとつの腫瘍に対しての照射時間は30分~40分程度×3日に分けて3回、60グレイを照射します。ふたつの場合その倍で3日×2=6日となります。 低侵襲と言われるだけあって、手術のような痛みやQOLの低下、抗がん剤のような吐き気、脱毛などの副作用はほとんどなく、私の場合、軽い倦怠感、火照りを感じた程度でした。 今回は大きくなってきている左肺の腫瘍だけを治療したのでカテーテル入院3日+4日間の治療で済みました。2か月後にサイバーナイフの治療効果、放射線肺炎などの副作用の有無の確認と共に右肺の二つの腫瘍の経過確認をします。それまではがんがあることを忘れて日常生活を楽しみます。 今回の4日間で感じたこと『年代のギャップ!!』看護師さんの顔ぶれが変わり2年前の入院時に親しくなった看護師さんとの再会はなりませんでした。全体に若返り、娘のような看護師さんから孫娘のような看護師さんになったというイメージです。若い男性看続きをみる
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