先日、寝る前に翌日のシュミレーションをすると言う事を書きましたが、やはり、がん罹患以来、「明日は来ないかもしれない」と考え、5年先、10年先のことなど考えられなくなりました。このコロナ禍の間に、1年前に元気だったがん友が今は居ないという現実がいくつもあるからです。なので、寝る前に明日やることだけ考えて長い先のことは考えていません。と言うか考えられません。1日1日の積み重ねです。
で、1日1日を重ねて気が付けば、10年、20年後に生きていたら丸儲けですよね(笑)。10年と言ってもたった3650日、20年と言ってもわずか7300日なんですけどね。
「腺様嚢胞癌」は、効く抗がん剤がない、放射線も効かない、再発、転移しやすく、完解したという人に会ったことがない希少癌なのですが、治療の王道である優秀な外科医による切除手術、局所再発率を下げる断端部への放射線治療のあと、肺転移が見つかり肺の部分切除手術を受けたものの、その後、手をこまねいているわけではありません。
気休めかもしれませんが、がんに良いとされる野菜ジュース、ナッツ、大豆などの豆類、キノコ類、野菜、果物、発酵食品、プレーンヨーグルトなどの食品を無理のない程度に食し、好きなお酒は「酒は百薬の長」と言い訳をしながら晩酌をしています。あまり完璧を求めて神経質になりすぎるのはかえってストレスがたまり良くないと思うので(笑)。
食品については、完全無農薬とか、有機栽培限定とまでは徹底していません。現代人は、経済至上主義のツケで汚染された土壌、大気、水、核兵器、原発事故により放出され続けている放射性物質によって汚染された環境の中で生きています。安全な食品だけを食べるのは、もはや不可能と思うからです。そんな中で生きるには、そう言ったものや、細菌、ウイルスへの「適応力」も必要とも考えています。
その為に、「食生活」だけでなく、「体力、免疫力をつける」ため、長年、勤しんできた「筋トレ」を手術後も続けています。「筋トレ」で筋肉から分泌される「マイオカイン」などの抗がん物質があると産業医科大学病院の佐藤典宏先生、東大の石井直方先生も仰っています。どの程度効果が期待できるか、医学的エビデンスは定かではありません。腺様嚢胞癌に対して効果的かどうかもわかりません。しかし、世の中には現代医学では解明されていないことは山ほどあります。幸い筋トレについては熟知しているので、体調と相談しながら、出来る事、いいと思うことをやっています。筋トレをしていると心の中にあるもやもやした事、嫌な事を忘れるので精神衛生上も良いと思います。
ただ、言いたいことは、「普段から筋トレ習慣を身につけておけ」と言う事です。「がんになったから、病気になったから運動を始めるでは遅い」のです。普段から運動習慣が身についていれば、具体的なやり方がわかっているでしょうし、基礎体力も高いレベルにあるでしょう。また、一旦大きくなった筋肉は「マッスルメモリー」で容易に回復させることが出来ます。
加えて、人生の大先輩の老人さんが「余命2年と宣告されたがんの友人が2年間飲み続けたところがんが縮小し完解した」と勧めてくれた発酵飲料「EM-X」を癌の肺転移手術以来続けています。500mlペットボトル10本入りで40000円しますから経済的にはしんどい値段ですが、今日、食うにも困っている状況でもないし、小金を残してもあの世にもっていけないですから、生きるための投資です。
お陰様で、現状維持しながら気持ちよく過ごす毎日です。あと、3か月で「5年後の生存率40%未満」宣告の40%未満に突入です。
さすらい時代 中村雅俊
俺が死んだら 愛する人よ 俺の分まで 生きておくれ🎵