昨日は、STRONG DEPOT、JHITA年次総会会場にて開催された『BIGTOE×STRONG対談!筋トレが救った私の命』講演を御清聴いただきありがとうございました。
企画していただいたストロング安田氏、声を失い人口喉頭で話すのは疲れるはずと私を気遣っていただいたMCの寺本隆司氏、中山先生はじめとするスタッフの皆さん、熱心に聴いてくださった皆さんに心より御礼申し上げます。
以下に私が伝えたかったことの要約を記しておきますので御覧ください。
また、ご意見をいただければ幸いです。
対談で言いたかったことの要約
マッスルメモリー
小保方晴子さんの「STAP細胞はあります」ではありませんが
「マッスルメモリーはあります!!」
がんになり、入院、治療の過程で、手術、抗がん剤、放射線治療の影響、「サルコペニア」、「がんの悪液質」による「筋委縮」で体重だけでなく体力、筋肉も激減します。私も2つのがんを経験した東大の石井直方先生も半年の入院期間中に15kgも体重が減ってしまいました。しかし、筋トレを再開するとがん患者でも筋肉は「マッスルメモリー」で急速に回復を始めます。
「筋肉貯金」と「筋トレ習慣」
がんになると、がんの進行、治療の過程で急速に「筋委縮」が始まります。
もともと筋肉の無い人ではガリガリに痩せて、歩行すらままならなくなります。
常日頃からの「筋トレ習慣」で「筋肉貯金」をしていれば体力的に余裕が生まれます。
リハビリに入った時に「トレーニングのノウハウ」が有るのと無いのとでは大きな違いが出てきます。※経験のない人は何をどのようにどれくらいやればいいのかわかりません。
「筋トレ習慣」をつけておくことで肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病の予防、改善が出来、いざというときの為に「基礎疾患の無い体作り」が出来ます。
※がん、新型コロナなどになった時に、それらが引き金となって亡くなるのは、基礎疾患を持っている人が圧倒的に多いのです。
生き延びる為、がんになっても長く生きる為には「筋肉貯金」と「筋トレ習慣」が重要です。
★筋トレを実践、継続することで・・・
抗がん剤、放射線治療の副作用を軽減
免疫力・血流の向上
抗がん物質「マイオカイン」を筋肉から分泌させる
イリシンは脳の活性化、認知症の予防に、スパークは大腸がんの改善に、IL-6は脂肪の分解・炎症防止、動脈硬化の予防などに好影響を与える可能性もあるそうです。
・・・などが、期待できます。
私が罹患している腺様嚢胞癌は、再発、転移がしやすいがんですし、そうなった場合、効果が確認された抗がん剤がありません。それでも希望はあると信じています。
世の中には、確実なエビデンスはないけれど現代医学では解明されていないことがまだまだたくさんあります。
「筋肉を増やせばがんでも長生き出来る可能性がある」
を信じて今日も筋トレに励むBIGTOEです!!